AHA資格の電子認証システム eCard
アメリカ心臓協会AHAのコースを修了された方には、紙に印刷されたプロバイダーカードを郵送でお届けしていましたが、2018年からは電子認証システム (eCard:イーカード/eカード) に順次切り替わっています。
eCard システムは、インターネット上でAHAプロバイダー資格と有効期限を確認することができるシステムで、ご自身でカードを印刷することが可能となったほか、職場などへの資格保有証明を簡単に行うことができるようになりました。
現在、ブレイブハートNAGOYAで開催するAHAコースのうち、BLSプロバイダーコースとPEARSプロバイダーコースはeCardとなっていますが、ハートセイバーコースはしばらくの間、紙カードの発行が続きます。(血液媒介病原体コースは、AHA国際トレーニングセンターが発行するカードではなく、担当インストラクターがその場で修了証を交付します)
eCardとは
eCard は、アメリカ心臓協会が開発したオンライン上の資格認証システムです。
プロバイダーコースに合格し、トレーニングセンターでの事務処理が完了すると、受講者にメールが届きます。
そのメール内にあるURLをクリックし、専用サイトにログインすると、パソコンやスマートフォンの画面上で、プロバイダー資格証を確認できるようになります。
サイト上で有効期限内の資格が確認できます。
eCardの印刷
eCard による資格証明は、電子デバイスの画面表示だけではなく、PDFファイルとしてダウンロードし、ご自身で印刷できます。
PDFファイルは、A4用紙等に出力できる「賞状型」のものと、運転免許証サイズの「カード型」の2種類があります。
カード型のPDFデータを印刷し、枠線で切り取って二つ折りにすることで、従来のプロバイダーカードとほぼ同じ体裁のカードにして携帯することも可能です。
コンビニのカラーレーザー複合機のプリントサービスなどを利用して印刷し、ラミネートするなどの方法があります。
下が従来の紙カード、上がeカードを印刷したものです。
従来のカードとほぼ同じ体裁で携帯できます。
eカードのPDFデータはパソコン等に保存可能で、2年間の資格有効期限内であれば、何度でもダウンロード可能です。
資格証明の提出が簡単に
eCardの最大の特徴は、第三者への資格証明が簡便になる点です。
eCardでは、固有の eCard Code(12桁の英数字)とQRコードが生成されます。
このコードを第三者(例えば病院・職場や学会事務局等)に伝えれば、第三者は AHAの「CPR Verify」(Verification Code Lookup)から、当該資格者の資格の有効期限などを確認できます。
雇用者(会社や病院など)や学会事務局などにとっては事実確認の信頼性が高まり、受講者にとっては、カード紛失の懸念や両面コピーの手間から開放されることとなります。