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セキュリティシアター(見せかけの安全対策)では意味がない

「Security theater」は、現実的にリスクを軽減できることはないが、何か効果がある対策にみえる「見せかけの安全対策」のことをいいます。「安全」は確保できていないのに、人々は「安心」を得てしまっている状態では、組織が守りたいと考えている資産(生命・身体・財産・名誉など)を守ることはできません。​

殺傷事件を「起こさないこと」をどう実現するか

企業、病院、学校、保育園など、さまざまな領域で起きる殺傷事件。そこで勤務する人たちは救護のスキルだけではなく、事件を起こさないための取り組みが必要となります。「救命の連鎖」でいう「心停止の予防」は、殺傷事件でいえば事件を起こさせないこと、被害を拡大させないことなどといえます。

​セキュリティは組織全員で実現する

​病院や学校などで行われる不審者対応訓練は、事が起きてしまってからの対処(Counter)でしかなく、事象の抑止(Anti)については触れられないことが少なくありませんが、脅威の評価や抑止軽減の方法を体系立てて学べる機会は限られています。

組織のセキュリティ(脅威のコントロール)は、警備担当者や保安部門だけで行うものではなく、組織の構成員全員の日々の行動がその質や効果に大きな影響を及ぼすもの。組織の安全を考えるリーダーとして実効性ある方策を考えてみませんか。

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​血液感染リスクと具体的対策

米国では、血液に触れる可能性があるすべての職業に、労働安全衛生局OSHAの基準に基づく血液媒介病原体(BBP)対策研修を受講する義務がありますが、日本ではこのような教育は普及していません。そのため血液感染に関する意識も実に低いもの。

血液の何が怖いのか。出血がある傷病者の救護を行うにあたり何が必要なのか。アメリカ心臓協会AHAの『ハートセイバー血液媒介病原体コース』で取り扱う内容の一部を取り上げ、大出血を伴う傷病者の救助を行う前提部分について理解します。

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​殺傷現場で救護等を行うにあたり

救護を行う前に自身と現場の安全を確保する。一般的な救命講習でも謳われることであり、殺傷現場ではその重要性はさらに大きなものとなります。しかし、殺傷犯や爆発物などの脅威が現場に存在する状態での対応は、指を指して「周囲は安全です」と述べるだけの練習で実現できるものではありません。

​海外の殺傷事件対応指針などをふまえ、平時から計画しておくべきことや備えておくべきこと、有事の際に行うべきこと(避難・抑止・被害拡大防止など)などを考えます。

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​市民がターニケットを使う?!

テロ対策を主眼に消防機関などでも訓練が行われるようになった専用止血帯(ターニケット)。

数年前から大手講習団体の市民向け救急法講習にも取り入れられることとなりましたが、市民が容易に使うことができる器具なのでしょうか?

たしかに使用の手技自体は簡単かもしれませんが、「ターニケットを使用する」という判断と意思決定、そしてターニケット装着後に起こるできごとへの対応は難しいもの。それらを無視してターニケットを語ることはできません。

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​組織や利用者等を守る“Security”と殺傷事案発生時の外傷救護の基本

開催日時

2024年4月5日(土)

10時00分から18時00分まで

場所

岡谷鋼機名古屋公会堂(名古屋市公会堂) 第6集会室 【地図

〒466-0064 名古屋市昭和区鶴舞一丁目1番3号

JR中央線「鶴舞駅」から徒歩2分/地下鉄鶴舞線「鶴舞駅」4番出口から徒歩2分

​受講料

7,000円(事前振込制)

対象者

  1. ​企業、病院、介護福祉施設、イベント会場、ホテル、集客施設、スポーツチームなどの救護担当者や保安担当者

  2. 保育園看護師や養護教諭

  3. 民間警備サービス関係者(警備員、指導教育責任者など)

  4. 企業等のフィジカルセキュリティ関係者

  5. その他当該分野に興味がある方(職種や所属は不問。社会の安全性向上のため正当に当該知識等を利用する方に限る)

主催

ブレイブハートNAGOYA

予定内容

  1. 過去に発生した殺傷事件:テロ輸出国家といわれた過去の日本、世界初のテロ事件が起きた日本、近年の殺傷事件など

  2. 間違いだらけの「セキュリティ」:セキュリティ≠警備、体系立てた脅威評価と実効性ある対策、犯罪機会論

  3. ​殺傷事件を防ぐための組織の取組み:経営層の理解、職員等のセキュリティリテラシー、日々の具体的行動、ESRMフレームワークの活用

  4. 血液媒介病原体と血液感染対策:血液媒介病原体の特性等、自身と同僚の身を守る方法、血液曝露時の対応、清掃の方法

  5. 出血の病態(ショック等)と止血の理論:生命維持の三要素、恒常性と代償等、循環血液量減少性ショック、体系立てた傷病者評価

  6. ​殺傷事案と現場での活動:不審者や不審物発見時の対応、刺股などの護身用具への過信、海外の殺傷事件対応指針等、脅威の排除と安全確保

  7. 止血法:直接圧迫止血、専用止血帯(ターニケット)、対応シミュレーションなど

※本セミナーで取り扱う内容は、下記のレベル設定で構成します。

  • セキュリティ関連の内容は、フィジカルセキュリティ分野の基本的原則などをふまえ、当該分野にこれまで触れたことがない方でも理解できるようレベルを調整します。

  • 救護関連の内容は、これまでテロ対策等の分野にあまり触れたことがない看護師や、施設管理者、警備業関係者などを主眼に「ファーストエイド」としてのレベルで内容を構成します。

修了証など

​ブレイブハートNAGOYAオリジナル講習のため、資格証や修了証の発行はありません。

キャンセル等について

最小催行人数に達しなかった場合や、荒天等による講習中止の場合は、別日への振り替えか、受講料の返金をもって対応させていただきます。

この場合、振込費用や交通費、宿泊費の弁済は対応致しかねます。

お客様(受講者)都合によるキャンセルにつきましては、所定のキャンセル料を頂きます。

返金にあたっては、キャンセル料及び手数料1000円を引いた金額を振り込みいたします。

  • 講習開催日から起算して30日前~15日前まで:2000円

  • 講習開催日から起算して14日前~7日前まで:受講料の50%

  • 講習開催日の6日前~前日まで:受講料の80%

  • 講習開催当日キャンセル及び無連絡不参加:受講料の100%

感染対策の実施について

ブレイブハートNAGOYA独自の規定及び会場施設の規定に基づき、皆さまにも感染対策の実施をお願いしております。詳細はお申し込み受理後の受講案内メール等に記載しますので、内容をご確認ください。
必要事項を実施・履行頂けない場合、受講をお断りしますのでご了承ください。
 

申込等に使用するメールアドレスについて

申し込みから受講までに数回メールをお送りしますので、メール到着が都度確認できるアドレスをお使いください。講習によってはPDF形式の資料等をお送りする場合がありますので、PDFファイルが受信できるメールアドレス使用を必須とします。

gmailなどはフィルターが強く、ブレイブハートNAGOYAからの案内メール類が迷惑メールフォルダに自動振り分けされているケースが散見されます。お申し込み後、3日を過ぎてもブレイブハートNAGOYAからのメールが届いていない場合は、一度迷惑メールフォルダなどをご確認ください。

講習会場での撮影等について

保安上、講習内容の撮影(静止画・動画ともに)、録音、ウェブアップロード等は、担当インストラクターが許可した場合を除き禁止です。

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送信ありがとうございました。
担当者から案内をお送りしますので、しばらくお待ちください。

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