top of page

真に手当が必要な箇所はどこか

床に倒れて頭部から出血している生徒を発見。養護教諭が止血などを試みるも食べ物による窒息を見抜けず傷病者は死亡…国内の学校で起きた実話です。

出血=まず止血ではなく、本当にそれが最も生命に危険がある事象なのか体系立てて評価し、優先順位が高い順に手当を行うスキルが養護教諭などの職業人には本来必要。この講習ではアメリカ心臓協会AHAの傷病者評価プログラム「PEARS」で学ぶ手法を踏まえ、非医療従事者でも理解でき、かつ現場で実践できる範囲に調整して対応法を取り上げます。

056_うつぶせで倒れている.jpg

思考と判断のトレーニング

「〇〇症の場合はこうする!」という覚え方ではなく、人間が生きるしくみと死ぬしくみを踏まえ、その各要素に生命維持上の課題があるかを判断するスキルがなければ実際の傷病者対応は難しいもの。

看護師等であっても、機材がない身ひとつの状態で傷病者の評価を行うことに難しさを感じる方は決して少なくないはず。養護教諭や保育園看護師、ツアーナースなど、プレホスピタル領域で活動しようとする専門職の方々のトレーニングとしても活用頂ける内容ではないでしょうか。

036_窒息の覚知.jpg

​お作法的救護法を習っても…

我が国のファーストエイド教育は、「骨折している場合はこうする」というように、傷病名ありきで手当の方法をお作法のごとく練習するものばかりですが、では「骨折していること」はどうやって判断するのでしょう?そこが教育上欠落しているのです。

​目の前にいる傷病者にいまいったい何が起きているのか、どこが生命を維持するうえでの問題なのかを評価・判断し、手当の優先順位をつけ、然るべきスキルをもって介入する。そんなトレーニングの場が必要です。

058_階段.jpg

​コミュニケーション力を養う

機材や法的権限などが限られた領域では、傷病者に対し直接的に提供できる救護も限りがあるものですが、そんな中で大きな力を発揮するのがコミュニケーション力。医療的知識がない同僚や上司にいかに現状を伝えて動かすか。119番通報などでいかに有益な情報を伝えて「救命の連鎖」全体の質の向上に寄与するか。傷病者の家族と良好なコミュニケーションを図りトラブルを防止するか etc…。​簡単なようで実はとても奥深く、そして意義のあるコミュニケーションの実践法もこの講習では取り上げます。

034_救急隊への引継ぎ.jpg

傷病名を知っている ≠ ファーストエイドができる

 

1.ファーストエイドが必要な事態を認識し、評価し、優先順位をつける

2.適切な能力を用いてファーストエイドを行う

3.限界を理解し、必要に応じて次に委ねる

ファーストエイドの基本原則を踏まえたスキルの習得を!

オリジナル模擬傷病者映像を用いたトレーニング

​この講習では、ブレイブハートNAGOYAオリジナルの模擬傷病者映像を用いて、気道や呼吸、循環等に問題がないかを体系立てて判断し、必要な手当を導き出すトレーニングを繰り返すほか、状況に応じた判断や救助者どうしの連携、現場の管理、記録などを学びます。

※模擬傷病者映像はいずれも成人のものです。

 小児や乳児の映像はありませんのでご了承ください。

生命危機を見逃さない傷病者評価と現場対応

開催日時

2025年9月21日(日)

09時00分から17時00分まで

場所

アソルティ新栄 【地図

〒460-0007 名古屋市中区新栄2丁目1番4号

名古屋市営地下鉄東山線「新栄駅」から徒歩3分

​受講料

7,000円(事前振込制)

対象者

  1. 養護教諭

  2. 保育園や訪問看護などプレホスピタル域で活動する看護師

  3. ​保育士、教職員、学童職員等

  4. ​介護福祉職

  5. 傷病者対応を行う機会が多い非医療職(警備員、客室乗務員、鉄道職員、集客施設職員、スポーツ指導者など)

  6. その他当該分野に興味がある方(救命法指導者など)

※あくまでファーストエイドとして、資機材や人員が限られた中での傷病者アセスメントを学ぶための講習です。病棟など資機材や人員が充実した環境下での対応法を学ぶ講習ではありません。
 

​受講にあたっての前提条件

  1. 心肺蘇生に関する基本的事項を理解していること。(普通救命講習修了程度で可)

  2. ファーストエイドの基本的方法(救急蘇生法の指針に記載の程度)について学習していること。

主催

ブレイブハートNAGOYA

予定内容

  1. 人が生きるしくみと死ぬしくみ:生命維持の三要素、恒常性と代償、死へ至るメカニズムなど

  2. 体系的な傷病者評価の基礎:第一印象の評価、ABCDEアプローチによる体系的評価、模擬映像を用いた評価のトレーニングなど

  3. ​「ショック」を見逃さない:ショックの種類と機序、血圧計やパルスオキシメーター使用の落とし穴など

  4. 資機材の準備と記録の重要性:学校等の組織における救急対応システムの構築、記録の重要性とツールなど

  5. 円滑な現場活動とコミュニケーション:他職種との連携、上司や管理者を納得させるコミュニケーション、119番通報の質の向上など


心肺蘇生法講習のように体を動かしてスキルを習得するのではなく、ディスカッションなどを通じて思考や判断のトレーニングを行うことを主体とした内容です。

​​​​​​​

修了証など

​ブレイブハートNAGOYAオリジナル講習のため、資格証や修了証の発行はありません。

予習

受講申し込み及び受講料振込み完了後、予習いただきたい内容を記載したWEBページのリンクをメールでお送りします。

​非医療従事者向けのファーストエイド講習等ではほぼ触れられない傷病者評価の方法等を記載したものですから、受講までによくお読みください。

​資料の配布

当日、オリジナル資料を1部ずつお渡しします。

キャンセル等について

最小催行人数に達しなかった場合や、荒天等による講習中止の場合は、別日への振り替えか、受講料の返金をもって対応させていただきます。

この場合、振込費用や交通費、宿泊費の弁済は対応致しかねます。

お客様(受講者)都合によるキャンセルにつきましては、所定のキャンセル料を頂きます。

返金にあたっては、キャンセル料及び手数料1000円を引いた金額を振り込みいたします。

  • 講習開催日から起算して30日前~15日前まで:2000円

  • 講習開催日から起算して14日前~7日前まで:受講料の50%

  • 講習開催日の6日前~前日まで:受講料の80%

  • 講習開催当日キャンセル及び無連絡不参加:受講料の100%

感染対策の実施について

ブレイブハートNAGOYA独自の規定及び会場施設の規定に基づき、皆さまにも感染対策の実施をお願いしております。詳細はお申し込み受理後の受講案内メール等に記載しますので、内容をご確認ください。
必要事項を実施・履行頂けない場合、受講をお断りしますのでご了承ください。
 

申込等に使用するメールアドレスについて

  1. 申し込みから受講までに数回メールをお送りしますので、メール到着が都度確認できるアドレスをお使いください。講習によってはPDF形式の資料等をお送りする場合がありますので、PDFファイルが受信できるメールアドレス使用を必須とします。

  2. gmailなどはフィルターが強く、ブレイブハートNAGOYAからの案内メール類が迷惑メールフォルダに自動振り分けされているケースが散見されます。お申し込み後、3日を過ぎてもブレイブハートNAGOYAからのメールが届いていない場合は、一度迷惑メールフォルダなどをご確認ください。

  3. 職場等の共用アドレスを使用すると、受講者様本人がメール到着に気づかず、案内を見落とす可能性が高いため、必ず個人で使用できるメールアドレスを使用してください。

2025.9.21 生命危機を見逃さない傷病者評価と現場対応受講申込
受講歴 必須項目

送信ありがとうございました。
担当者から案内をお送りしますので、しばらくお待ちください。

bottom of page