
救命・危機管理 BOOT CAMP in 東讃&小豆島 Vol.5
社会の救命率向上のためには指導者の質の向上が不可欠…という考えのもと、最新の蘇生医学の知識に教育工学(インストラクショナルデザイン)の知見をプラスして実効性ある講習をつくる手法や、さまざまなフィールドでの救命医療の質を向上するための方策を考えるべく、2023年6月から開始した香川県小豆島エリアでの BOOT CAMP 企画。
医療だけではないさまざまな分野の知見を融合し、さらに多くの命を救うための方策を考えるべく、今回から『救命・危機管理 BOOT CAMP』とタイトルを変更してパワーアップしました。
今回は大地震をはじめとした危機的事象から組織や利用者を守るためのBCM(事業継続マネジメント)や、相次ぐ無差別殺傷事件やイベント開催時の群衆事故などの予防と外傷救護に関するセミナーをお届けします。
講習概要
●1日のみでもお申し込みいただけます●
組織や利用者などを守るBCM (事業継続マネジメント) の基礎
さぬき市会場:2025.5.23 (金) 10:00~18:00
小豆島会場:2025.5.25 (日) 10:00~18:00
企業のみならず医療機関や福祉施設でも策定が進むBCP:Business Continuity Plan(事業継続計画)に基づく組織マネジメントがBCM:Business Continuity Management。よく「BCP対策」などと言われることもありますが、BCP(事業継続計画)はBCMを成し得るために必要な要素でしかありません。
また、大地震発生に備える「防災の取組み」と思われがちなこの分野ですが、組織を襲う危機は地震や風水害だけではありません。あらゆる危機に対応する「オールハザードアプローチ」によるBCMの基礎を学ぶことができるセミナーです。
▼講習内容(予定)
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BCMの意義と価値:実効性あるBCMがビジネスの繁栄をもたらす/形だけの対策だから「コスト」に感じる
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事業継続分野に関する誤解:「BCP対策」って何だ?!/事業継続=防災(地震対策)ではない/BCPをつくることがゴールではない
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BCMのための10項目の専門業務:リスク評価/事業影響分析(BIA)/事業継続戦略/インシデント対応/リスクコミュニケーション など
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実効性あるBCPを策定するために:虫食い書式を埋めるだけでは何も生まない/リスク評価を抜かした取り組みに効果はない など
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ワークを通じたBCMの進め方の理解:いきなり組織のBCP策定などに挑むのではなく、考え方やアセスメントの方法などを、自身の生活等にあてはめて理解していきます
▼受講対象者
当該分野に興味がある方(職種・所属など不問)
▼受講料
8,800円(事前振込制)
▼備考
一連の内容を通じて手法等を理解できる講習のため、遅刻や早退を含む受講はご遠慮ください。
殺傷事件や群衆事故に対応するSecurity&Safetyと外傷救護の基礎
さぬき市会場:2025.5.24 (土) 10:00~18:00
国家的要人襲撃のみならず、鉄道施設や公共の場所での無差別殺傷が相次ぐ昨今。過去には学校や保育園、福祉施設などでの殺傷事件も国内で起きています。
また、大阪万博のような国際大規模イベント会場のみならず、地域のイベント会場やスポーツ会場などでも、群衆雪崩や将棋倒しといった群衆事故の発生のおそれなどが考えられます。
それらの事象を防ぐとともに、発生時に必要な脅威の排除や血液感染対策、有効な止血法などを考えるセミナーですが、事件事故を防ぐ方策のパートは警察等の法執行機関職員向けではなく、はじめてこの分野に触れる方でも理解できるレベルで内容を構成しますので、学校、保育、介護福祉、警備、イベント、スポーツなど、さまざまな分野の皆様に受講いただくことができます。
▼講習内容(予定)
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過去に発生した殺傷事件や群衆事故:世界初のテロ事件が起きた日本、近年の殺傷事件、国内外の群衆事故 など
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間違いだらけの「セキュリティ」:セキュリティは「警備」ではない/体系立てた脅威評価と実効性ある対策/犯罪機会論/セキュリティシアター
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有害事象を防ぐための組織の取組み:経営層の理解/職員等のセキュリティリテラシー/日々の具体的行動/ESRMフレームワークの活用
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群衆事故の特性:将棋倒しと群衆雪崩/群衆密度の管理と規制等/人間の心理
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血液媒介病原体と血液感染対策:血液媒介病原体(BBP)の特性、手袋をはじめとした個人用保護具の正しい使用/血液に曝露したときの対応/付着した血液の清掃
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殺傷事件や群衆事故現場での救護:CPRとAEDでは救えない/出血の病態(ショック等)と止血の理論/群衆事故における傷病者の特性等
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現場での活動:不審者や不審物発見時の対応、刺股などの護身用具への過信、脅威の排除と安全確保、群衆の管理 など
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止血法:直接圧迫止血、専用止血帯(ターニケット)、対応シミュレーションなど
※本セミナーで取り扱う内容は、下記のレベル設定で構成します。
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セキュリティ関連の内容は、フィジカルセキュリティ分野の基本的原則などをふまえ、当該分野にこれまで触れたことがない方でも理解できるようレベルを調整します。
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救護関連の内容は、これまでテロ対策等の分野にあまり触れたことがない看護師や、施設管理者、警備業関係者などを主眼に、主に「ファーストエイド」としてのレベルで内容を構成します。
▼受講対象者
当該分野に興味がある方(職種や所属など不問・ただし社会の安全性向上のため正当に当該知識等を利用する方に限る)
▼受講料
8,800円(事前振込制)
▼備考
一連の内容を通じて手法等を理解できる講習のため、遅刻や早退を含む受講はご遠慮ください。
場所
12/13 (金)・14日(土):香川県さぬき市寒川町内
12/15 (日):香川県小豆郡小豆島内
いずれも詳細な場所は受講決定者にお知らせします。
主催
ブレイブハートNAGOYA
受講証
ブレイブハートNAGOYAから受講証(A4サイズ)を発行します。
受講料の振り込み
受講が決定した方には、振り込み方法を記載した案内メールをお送りします。
当該メールから10日以内に所定の銀行口座に受講料を振り込みいただきます。
キャンセル等について
荒天等による講習中止の場合は、代替日への振り替えか、受講料の返金をもって対応させていただきます。この場合の振込費用や交通費、宿泊費の弁済は対応致しかねます。
なお、受講料振り込み後のお客様(受講者)都合によるキャンセルにつきましては、返金は致しかねますので、予めご了承ください。
感染対策について
主催者及び会場独自の感染対策レギュレーションを定めています。(詳細は受講決定メールで案内します)
この規定に従っていただけない方の受講は当日でもお断りし、受講料の返金は致しません。
感染対策について
申し込みから受講までに数回メールをお送りしますので、メール到着が都度確認できるアドレスを必ずお使いください。
また、gmailなどはフィルターが強く、ブレイブハートNAGOYAからの案内メール類が迷惑メールフォルダに自動振り分けされているケースが散見されます。お申し込み後、3日を過ぎてもブレイブハートNAGOYAからのメールが届いていない場合は、一度迷惑メールフォルダなどをご確認ください。
講習会場での撮影等について
講習内容の撮影(静止画・動画ともに)、録音、ウェブアップロード等は、担当インストラクターが許可した場合を除き禁止です。
講習会場の案内看板や展示物は撮影いただけますが、許可を得ていない他の受講者の写り込みがないようご注意ください。